Photo : Erina Takahashi
Edit & Text : Shin Kawase

HIKO MIZUNO COLLEGE of JEWELRY
“SHOE MAKER COURSE”
15th ANNIVERSARY SPECIAL
Hiko Mizuno OB’s now and the future
~ヒコ・みづのジュエリーカレッジOBの
今と未来を取材するドキュメンタリーレポート~

専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ「シューメーカーコース」が設立15周年を迎えた。シューズ・マスター創刊当初から取材している編集部としては、色々なことが思い出されて感慨深い。今や「シューメーカーコース」は、卒業生の多くがシューズ業界で活躍し、シューズ関係者から注目を集める専門学校の代表格となっている。ヒコ・みづので学び、羽ばたいて行った卒業生は15周年を迎えた今、どのような仕事をしているのか?今後、様々な現場で活躍する卒業生を取材していきたい。第一回目は、メーカー全面協力の下、シューズデザイナーとして活躍するOBの奮闘ぶりを現場からレポートする。

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Interviewed brand,
Color Your Life.
“SVOLME”

SVOLME
Senior Designer
Yudai Shimada

Hiko Mizuno OB’s now and the future
SVOLME Senior Designer
Yudai Shimada (SVOLME)

最初に取材したのは、“SVOLME”(スボルメ)で働く、ヒコ・みづのOBの島田雄大氏。スボルメは、フットサルにファッション性をプラスしたスポーツブランドで、普段にも着られるカラフルでオシャレなファッションセンスが今注目を集めている。フットサルシューズはもちろん、ライフスタイルシューズやランニングシューズの販売も昨年スタートさせた。そのスボルメでシューズ、アパレル等すべてのデザインを手掛けるのが、島田氏なのだ。学生時代から今に至るまでと、現在の仕事について聞いてみた。

About SVOLME
2006年、東京で設立された日本発のスポーツブランド。ブランド名の由来は、サッカーという計り知れないほど大きな存在(Soccer Volume:サッカーの容量)の底が見えないほどの深さを形するブランドという意味で“svolme(”スボル メ)と命名。ブランドロゴは、日本古来の家紋をイメージ。6 つの星は アジア、北米、南米、ヨーロッパ、アフリカ、オセア ニアの6大陸を表現しフットボールを中心に、あらゆるスポーツシーンで活躍する“新しいと楽しいを創造する”をテーマにしたアイテムを提案している。

Interview
Yudai Shimada(SVOLME)

島田雄大 / 株式会社SVOLME
生産部 生産企画課
デザイングループ スボルメ シニアデザイナー

【 学生時代から入社するまで 】

–––今、おいくつですか?
1988年生まれで30歳になります。

–––ご出身は?
生まれも育ちも神奈川県の藤沢で、今も藤沢に住んでいて会社のある恵比寿まで毎日通勤しています。

–––ちなみにスニーカーに興味を持ち出したのは?
最初に意識したのは…小学3年生の時ですかね。親がアディダスのスーパースターを買ってくれたことがキッカケでした。

–––小学3年生でスニーカーに興味を?ちょっとオマセな小学生でしたね(笑)。
いや、僕の周りはみんなスニーカーを履いてましたよ(笑)。特に僕が珍しいわけではなく。それから色々履いて、自分のお小遣いで最初に買ったのは、中学1年生の時でナイキのエア フォース1でした。

–––なぜ靴の仕事をしようと思ったのですか?
小学校3年生からサッカーを始めて、高校3年生までずっとサッカーをやっていました。部活引退までやったので、この先どうしようかなって考えたときに、目的も無くなんとなく大学に行くのもなぁ、っていう思いがあって…。サッカースパイクとかもちゃんと手入れして履くタイプだったし、スニーカーも好きだったので、サッカースパイクを作りたいという思いが生まれて。もともと学校の授業でも図工とか技術など、モノ作りに興味があったんです。だから、サッカーとモノ作りがクロスオーバーしたところがサッカースパイクを作ることだと考えて、迷った結果、大学には行かず、高校を卒業してすぐにヒコ・みづのに入学することにしました。やっぱり自分のやりたいことが明確に浮かんだことが大きかったですね。

ヒコ・みづの先生に「サッカースパイクを自分で作りたい」と相談して、
スボルメの社長に会って、その気持ちを正直に伝えました。

 

–––実際に入学してどうでしたか?
授業は、自分の興味があることが対象だったので、全体的に楽しく取り組めました。担任の先生にも恵まれたことも大きかったと思います。通いながらでも2年制か3年制かのどちらかを選べるんですけど、僕はやるならちゃんとやりたいと思っていたので最初から3年制を選択しました。2年だとやっぱり学び足りないというか、もうちょっと学びたいなとか思ったら、それは嫌だったので。

–––実家の藤沢から渋谷(ヒコ・みづの)まで毎日通ったんですね
そうです。「サッカースパイクを自分で作りたい」という一念で3年間通いましたね…。今は渋谷よりも一駅近い恵比寿なのでちょっとだけ楽になりました(笑)。

–––ヒコ・みづのを卒業後、すぐにスボルメ(株式会社VOLUME)に入社したのですか?
そうです。担任の先生に「サッカースパイクを自分で作りたい」とずっと話していたので、それだったら一番いい環境の会社があると。スボルメの社長さんとお会いする機会を設けてもらってお話しさせてもらったんです。その時に「サッカースパイクを作りたい」という気持ちを正直に伝えました。その後、東京・青山のスパイラルホールで開催されたヒコ・みづの卒業制作展も見に来てくれて…。それで拾ってもらったっていう感じです。ちょうどその頃、スボルメ自体もシューズを立ち上げようとしていた頃だったらしく、いろんなタイミングが合致した結果、入社できたので本当に運が良かったですね。今では入社して9年目になり、ベテラン社員になりつつあります(笑)。

 

【 今、実際に携わっている仕事について 】

–––今、どういう仕事をやっているのですか?
今はスボルメのサッカースパイク(2モデル)、フットサルシューズ(2モデル)のトータル8カラーバリエーション。それにスニーカーなどのフットウェア全般の企画ですね。デザインから生産まで全てやっています。あと、アパレルに関しても、商品の企画とデザインを担当しています。

–––スボルメは何人体制でデザインしているのですか?
実は、僕とうちの社長の2人でデザインを担当しています。

–––えっ?二人で全部やっているんですか?
そうなんですよ。

–––そしたら島田さんの肩に会社の社運が掛かっていますね
毎日そのプレッシャーを感じながらやってます(笑)。あと、2018年からランニングシューズも手掛けているんです。現在は、2モデルあって、そのカラーバリエーションとして5カラーがあります。

–––ということは、去年から比べると仕事が倍になった感じですね?
そうですね。フットウェアに関しては間違いなく倍になっていますね。

–––そしたら給料も倍に?
それはないです(笑)。でもそうなるように頑張らないといけないと思っています。

–––はじめてランニングシューズ作ってみた感想は?
サッカースパイクをデザインするのとランニングシューズをデザインするのって、競技が違うので全く別物なんです。だからすごく難しいですね…。でも、ランニングカテゴリーを立ち上げるに当たって、社内の多くの人間が走るようになりました。僕も実際にフルマラソンの大会に出て走って研究しています。色々と大変ですが、現在奮闘中って感じですね。

–––そうなんですね。フルマラソンのリザルトを教えてください。
最高記録は、3時間59分。気合でギリギリ、サブ4ランナーです(笑)。

–––リアルなサブ4ランナーがデザインするランニングシューズっていうことですね
そうですね、ランニングシューズは、まだまだこれからですが。実際にランニングも、フルマラソンもやりますが、趣味と実益を兼ねてフットサルもよくやります。でもそれは、企画立案から、デザイン、開発に至るまですべてに携わっているから当然なんです。でも僕一人で完結できる訳ではないので、営業部、販売促進部も一緒にチームとして動いています。

デザイナーとしてやりがいを感じたのは、
自分のデザインしたサッカースパイクをボロボロになるまで
履いてくれているサッカー少年に会った時

 

–––仕事のやりがいを感じるのは、どんな時ですか?
企画して、デザインして、店頭に並ぶのを見る時は、やりがいというか喜びを感じますね…。でもそこから先、実際使ってもらってナンボだと思うんで、例えばフットサル場とか試合を見に行ったサッカースタジアムなどで、自分がデザインしたスパイクを実際履いてる姿を見ると一番グッときます。ついこの間もサッカー少年が「こんなに使い古しちゃいました」と、スパイクを見せてくれたんですけど、本当にボロボロになるまで履いてくれていて、それには感動しました。

–––逆に大変なことは何ですか?
デザイナーとして全部に携わるのですが、すべてチームで動いているので、営業、販促、アパレルなど各部署のスタッフと密にコミュニケーションを取ってまとめていかなければいけないんです。社内だけでなく、シューズの開発に関しても工場とやり取りをしなければならない。サッカースパイクとフットサルシューズは、日本企業のベトナム工場の現地日本人スタッフとやりとりをするので問題無いのですが、ランニングシューズに関しては、中国やベトナム、カンボジアの工場で生産しているので、全ての現地スタッフに私達の意図を同じレベルで理解してもらうこと、これが一番大変ですね。基本的には思い通りにならないので(苦笑)。何度も何度も修正を入れてやり直しもらうことが一番ストレスになりますかね…。修正が上手くいかないことも多いし、納品日に間に合わなかったりするんです。

–––納期に間に合わない時は?
間に合わない時には、営業とショップにごめんなさいします。ひたすら謝るしかありません。お客さんに説明してもらって、例えば3月だったものを4月にしてもらうとか、そういう交渉をすることになりますね。

–––納期ありきで妥協はしないってことですね
もちろんそれは絶対にないです。やっぱり自分が納得できる形になるまでは妥協する訳にはいきません。それはランニングシューズだけじゃなくてサッカースパイクとフットサルシューズも同じです。

 

【 実際に働いてから分かったこと 】

–––ヒコ・みづのを卒業して、実際に働いた感想を教えてください
シューズを企画するとか、デザインすることに関しては、学校で学んだこととのズレはあんまり感じなかったですね。そういう意味では、学んだことが役に立っていると思います。デザインに限って言えば、絵は上手なほうがいいですね…。僕も全然上手いほうじゃないんですけど(苦笑)。絵というか、人に伝えるツールをちゃんと持っていたほうがいいんじゃないかなと思います。人に伝えるツールとして、絵が一番伝わりやすいかなと思うんです。どんなに口で上手く説明しても、文章にして書いても、実際に物がないと難しいので。それを最初からPCで作るんじゃなくて、最初は自分で絵を描くのが一番早くて伝わりやすい。僕も最終的にはちゃんとPCでデザインを仕上げるんですけど。今の在校生には「伝えるツールとして絵は武器になるから、絵を勉強したり、練習したほうがいいよ」って伝えたいです。
あと、学生時代は、会社に入って実際に何をやるのか分からなかったので不安になるし、僕もいつも不安でした。今考えれば、現場が分からないのに漠然と不安がる必要はないんじゃないかと思います。飛び込んでみれば、色々と分かることなので。「過剰な心配はするな」と言いたいですね。

スボルメに入社した9年前に
「ワールドカップでスボルメを履いた日本代表選手がゴールを決めること」を
社長と目標設定しました

–––これからの夢を教えてください
今の目標で言えば、もっとスボルメをメジャーなブランドにしていくっていうことですね。日本発のスポーツブランドってミズノ、アシックス以降は恐らくないと思うんですよ。自分がまだ現役のうちに、そこに続く日本を代表する第3のブランドになりたいと思っています。もっと具体的な目標でいえば、サッカースパイクを日本代表が履いてくれること。ランニングシューズでいうと、オリンピックに出場する日本代表のランナーが履いてくれることです。サッカースパイクに関しては、スボルメに入社する9年前に「ワールドカップでスボルメを履いた日本代表選手がゴールを決めること」を社長と目標設定して入社しているんです。なのでこの目標だけは何としても達成したいと思っています。

 

Everything is designed here,
and new shoes are born.
~デザインの現場。すべてはここで生まれ、
世界のどこにもないシューズが誕生している~

インタビューして分かったが、スボルメのサッカースパイク、フットサルシューズ、ランニングシューズのすべてを島田雄大氏が一人でデザインしている。デザイナー自ら、自分で蹴って、走って体感したことのすべてを紙に落とし込む。自分の手を動かすこと、フリーハンドよって描かれるデザイン画。最終的にはPCを使って仕上げられるが、最初のデザインはすべて手書きによるもの。ただ見た目がカッコイイだけの机上の空論画では成立しない。スポーツシューズとしての機能を兼ね備えたデザインでなければならないし、他ブランドにはない唯一無二の意匠でなければならない。入社9年目を迎えた今でも、理想のシューズを目指してここで日々奮闘している。

 

 

Shoes can not be made alone.
Sales division, sales promotion department, etc.
It is a team.

シューズデザイナーといえば、一日中一人で黙々とデザインしているイメージがあるが、そればかりではなかった。メーカーでは、ひとつのシューズを販売するために色々な部署が同時に動いている。ひとつのデザインが完成するまでには、ショップなどの現場の声や、営業スタッフの意見がフィードバックされ、何度も改良が重ねられている。さらに完成したモデルをプロモーションするために、販売促進部と販促物制作ミーティングも行われる。デザイナーは、各部署を上手く立ち回ることを必要とするすごく難しいポジション。デザイン力もさることながら、人間力も兼ね備えていないと務まらない仕事だと痛感した。

 

Voice of President
“Yuji Watanabe”
Mr. Shimada as seen from his boss

取材する限りでは、順風に見えるスボルメのシューズカテゴリー。シューズデザイナーとして活躍している島田氏だが、彼の上司はどうみているのか?自分自身もスボルメのアパレルのデザイナーであり、オーナーでもある渡邉祐二氏に直接取材した。

デザイナーは、
どこに着地を持ってくかっていう落とし所を
考えて仕事をしていかなければならないし、
色々な部署と上手く立ち回らなければならない、
すごく難しいポジションなんです。

渡邉祐二 / 株式会社VOLUME
代表取締役 兼 スボルメ デザイナー

1977年東京生まれ。幼稚園からサッカーをはじめ、中学生時に全国大会出場。国学院久我山高校時代には全国大会の東京大会準優勝。国学院大学卒業後、文化服装学院・服飾研究科に進学。アパレル会社に就職後もサッカーを続け、社会人サッカーで「サッカーマガジン杯MVP」に輝く。アパレル会社を退社後、2006年に株式会社VOLUMEを設立。現在は、スボルメのオーナー兼デザイナーとして社員65人を率いている。

【 スボルメデザイナー、島田雄大氏について 】

–––9年在籍しているそうですが、島田さんの働きぶりはどうですか?
島田のいい所は、企画力というか、スケジュールを構成する力がすごいなと思っていて。やっぱりデザイナーは、どこに着地を持ってくかっていう落とし所を考えて仕事をしていかなければならないんです。それは納期もそうだし、色々な部署からの要件を整理していかないといけない。彼はデザインもさることながら、自分の企画に対してチームを束ねてスケジューリングする力がすごく長けていると思います。

–––時間もマネジメントして管理していると
そうですね。まだまだ課題はありますけど(笑)、構成力がある仕事の仕方は社内でも上位に入ります。デザイナーって、営業部や販促促進部とかと色々とネゴシエーションしたりとか、押したり引いたり、上手く立ち回らなければならない、すごく難しいポジションなんです。彼はその辺をすごく上手くやってるんじゃないかと感じています。

–––肝心のデザインセンスはどうなんでしょうか?
ビジュアル的に、カワイイ、カッコイイでいうと、カッコイイが彼は得意ですね。シューズに関しては、開発に膨大な時間とお金が掛かるので、我々がまだそのベストな環境を作ってあげられていないのが正直なところです。でも、今の環境下において彼の持つカッコイイを落とし込めたデザインになっていると思います。

–––渡邉さんが目指すデザイン性の良さ、カッコイイにズレはないと
そうですね。僕らスボルメが目指しているのは、女性からはカワイイ、男性からはクールでカッコイイというデザインなんです。なので彼にはスボルメのカッコイイを表現してもらっています。今では彼はなくてはならない存在になってますし、シューズの企画でいったら絶対エースなので。

 

【 未来のシューズクリエイターに期待すること 】

–––未来のシューズクリエイターに期待することは何ですか?
今の時代はケータイで欲しい情報を瞬間的に拾えるので、自分の記憶にほとんど左右されたりしませんよね。自分の記憶を信じて行動すると無駄な時間になるかも知れないけど、その時間が無駄にならないような「時間のストーリー作り」を大切にして欲しいですね。こんな時代なので逆にケータイに頼りすぎない人に期待したいです。

–––デザインする上で一番何が大切だと思いますか?
色んなものを見るということですかね、やっぱり。私の場合は情報としてインプットするだけはなく、自分が好きだったり、特徴のあるデザインだったりしたら、着ない洋服、履かないシューズも実際に買っています。デザイナーとして極めていくためにはどれだけスピーディーに分かりやすく伝えるアウトプットする力があるかってことが、すごい重要かもしれないですね。

 

【 今、シューズ業界に求められる人材とは 】

–––渡邉さんが考えるいいスタッフとはどんなスタッフですか?
難しいですね…。でも最終的には、いいやつであること、ですかね。一緒の船に乗りたいなと思う人。フィーリングもそうですし、信頼できるっていうんですかね。大きな海に出たときに、ボートに一緒に乗せたいって思うようなスタッフと一緒に働きたいなと思います。基本的には、楽しく仕事をしてくれる、楽しくハッピーな人がやっぱりいいですね。

–––一緒の船といえば、島田さんが9年前に「ワールドカップでスボルメを履いた日本代表選手がゴールを決めること」を社長と目標にして入社したと熱く語っていましたよ
そうですか、おかしいな…。9年前、ワールドカップじゃなくて、チャンピオンズリーグの決勝でって島田は言ってましたけどね(笑)。

スボルメのアパレルデザイナーとシューズデザイナーの二人。社長と社員、師匠と弟子の師弟関係でもある。ミズノ、アシックスに続く日本を代表する第3のスポーツブランドを目指し、「ワールドカップでスボルメを履いた日本代表選手がゴールを決めること」を目標に彼はこれからも走り続けるだろう。これからも彼らに注目し見守っていきたい。

 

INFORMATION
取材協力:
SVOLME
株式会社VOLUME
東京都渋谷区恵比寿4-17-3 カゲオカビル4F
03-6859-0278
www.svolme.net

専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ
東京都渋谷区神宮前5-29-2
0120-00-3389
www.hikohiko.jp

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