Photo : Masataka Nakada (STUH)
Edit & Text : Shin Kawase
TIMELESS
PAST- PRESENT- FUTURE
ASICS New Line
“ASICS JAPAN COLLECTION” Part.02
時を超えて、過去を現在に繋ぐアシックスのニューライン、アシックス ジャパン コレクションが10月1日にスタートした。アシックス直営店限定の本コレクションは、素材からシューズの細かなディティールまで日本のクラフトマンシップにこだわったアシックスが誇る直営店限定のスペシャルラインだ。そのセカンドローンチが11月1日にリリースされる。パート1に続いて企画に携わった直営店(DTC)の担当者、設楽勇介氏を取材した。
About “ASICS JAPAN COLLECTION”
Yusuke Shitara (ASICS JAPAN)
Interview
アシックスジャパン株式会社
DTC統括部 MD推進部 MDチーム
設楽勇介
–––11月1日に発売されるセカンドローンチのメインは、“GEL-KAYANO 5 OG SPS”(ゲルカヤノ 5 オージーエスピーエス)ですか?
はい。今のダッドトレンドとも言えるアシックスを代表する名作になります。ゲルカヤノシリーズを代表する顔であり、現在もお客さまからも好評を得ているモデルなので、こちらも安心して履いて頂ける一足とし提案させてもらいました。
–––次が人気定番モデルの“GEL-PTG SPS”(ゲル ピーティージー エスピーエス)ですね
そうです。ランニングシューズだけではなく、コート系のシューズも提案したかったんです。アシックスを代表するバスケットボールシューズの名作、ポイントゲッターをベースにしたライフスタイルシューズになります。ライフスタイルシーンで使えるアシックスのモデルとしては、デザインのシンプルさゆえに男女問わず、一番好評を得ているモデルなんです。ホワイトのミッドカットとブラックのローカットを用意しました。
–––最後がEC限定モデルだそうで
“GEL-KAYANO 5 360 SPS”(ゲルカヤノ 5 スリーシックスティ エスピーエス)でソールに360度全方位のGELを使った“GEL-QUANTUM 360”(ゲル クウォンタム スリーシックスティ)のツーリングにゲルカヤノ 5のアッパーを融合させたハイブリッドモデルになります。今までレトロシューズを取り扱っていたアシックスタイガーとは一線を画す、新と旧を融合させたモデルになります。東京・原宿まで足を伸ばせない日本全国のお客さまに対してのEC限定モデルです。アシックス原宿 フラッグシップでも販売は行いませんが、ディスプレイをして実際に手に取ってご覧頂けます。
“ASICS JAPAN COLLECTION”
(Second collection)
Scheduled to be released on November 1, 2019
GEL-KAYANO 5 OG SPS
GEL-PTG MT SPS
GEL-PTG SPS
GEL-KAYANO 5 360 SPS
(E-commerce Limited Model)
GEL-KAYANO 5 OG SPS
“ASICS JAPAN COLLECTION” (Second collection)
Scheduled to be released on November 1, 2019
GEL-KAYANO 5 OG SPS
¥27,000+tax
GEL-PTG SPS
“ASICS JAPAN COLLECTION” (Second collection)
Scheduled to be released on November 1, 2019
GEL-PTG
¥24,000+tax
GEL-PTG MT SPS
“ASICS JAPAN COLLECTION” (Second collection)
Scheduled to be released on November 1, 2019
GEL-PTG MT
¥26,000+tax
GEL-KAYANO 5 360 SPS
(E-commerce Limited Model)
“ASICS JAPAN COLLECTION” (Second collection)
Scheduled to be released on November 1, 2019
GEL-KAYANO 5 360(E-commerce Limited Model)
¥30,000+tax
About “ASICS JAPAN COLLECTION”
Yusuke Shitara(ASICS JAPAN)
Interview
靴一足作るには、本当に沢山の人が
関わっているんです。僕もびっくりする位に(笑)。
–––完成までに一番大変だったところは?
今回は、直営店限定モデルという今までにないプロジェクトだったので、企画から完成まですべてに関わっているので大変でした。靴一足作るには、本当に沢山の人が関わっているんです。僕もびっくりする位に(笑)。自分達が目指すプロダクトを完成させるまでには、色々な人と事細かにミーティングを重ねながら進めていくコミュニケーションが必要になります。一人の想いだけでは到底作れないので、色々な人達と連動していくことが一番大変でしたね。「すべて日本にこだわる」っていう初志貫徹の強い想いがなければ、ここまでたどり着いていないと思います。
–––アシックス ジャパン コレクションをどんな人に履いてほしいですか?
今までアシックスに触れたことがない国内外のお客様、アシックスにもこういうレザーで仕上げたライフスタイルシューズもあるということを知ってもらいたいっていうのが、まず一番にあります。また2020年に向けて世界中がスポーツに関心を持ち、東京という街に注目しているので、日本に足を運んでくださった沢山の海外のお客さまに、アシックスらしさ、日本らしさを持ち帰っていただきたい。あとはそこから波及して、こんなに機能的でスタイリッシュなライフスタイルシューズがアシックスにあるんだっていう、若いお客さまの憧れの靴になってほしいという願いもあります。
–––カラーリングもあえて色を入れずにモノトーンにしたのですか?
そうですね。幅広い方たちに手に取るきっかけを作りたいという気持ちがあったので、今回はあえて、素材感やディテールが分かりやすいモノトーンでシンプルに仕上げています。
–––日本国内のアシックスファン、スニーカーファンにも?
もちろんです。スニーカーは沢山持っているけれども、他にはない、他とは違う何かを求めているお客さまにぜひ手に取ってほしいと思っています。ランニングのテクノロジーが詰まっていて、履き心地が最高にいい靴なので、アシックスのランニングシューズをラン用に愛用されている方にも、普段履きとして大人が履ける一足として提案したいです。
せっかく直営店に来てくれた
お客さまに対して特別な何かを提供したい。
しかし、プロダクトだけでなく、
ホスピタリティがないと直営店は成立しない。
–––本コレクションの最大の特徴は、直営店のスタッフが肌で感じたことを反映させたことだと思うのですが?
そうですね。アシックスは歴史があり、素晴らしいテクノロジーとアーカイブも沢山あるのですが、提案する場所が直営店以外ではなかなかないのが現状なんです。だから、直営店スタッフ自らがそこを追求して「新しい物」に変換して、お客さまに新しい提案をして、新しい体験をしてもらいたかったんです。その体験がまたお店に行きたいなって思いに繋がってくかなと。
–––買い物もスマホで完結できる時代の今、アシックスが考える直営店の意味、意義を教えてください
ネット社会の今、シューズメーカーはもちろんですけど、玩具メーカーも、都心の観光地に直営店を作るほど、直接買いに行くメリットを追求しているじゃないですか。だから、アシックスとしてもせっかく直営店に来てくれたお客さまに対して特別な何かを提供したい。そこに直営店の意味があると思いますし、意義としては安心して買えるというホスピタリティだと思っています。しっかりと商品の良さを知っているスタッフがいて、それを個々のお客さまに対してちゃんと説明できる環境が整っているっていうのは、やっぱりリアル店舗、直営店の強みだと思うんですね。なので、そこを追求しています。
–––直営店に足を運んだら店員のスタッフに色々と相談してほしいと
もちろんです。しっかりとお客さまの質問に対して答えられるように勉強会はもちろん、専用の資料を作って、安心して買って頂けるような環境づくりを心掛けています。プロダクトだけでなく、ホスピタリティがないと直営店は成立しないので。
中途半端な物をお客さまに
提案するのはありえない。
しっかりとした完成度の高い物でないと。
–––今後、どのように展開していく予定ですか?
毎回テーマを変えながら継続して展開していく予定です。春夏、秋冬の2回ではなく、1年周期のロングタームで考えています。なぜなら、企画から完成まで1年位の期間がないと納得いく仕上がりにならないってことが実際に経験して分かったんです。中途半端な物をお客さまに提案するのはありえない。しっかりとした完成度の高い物でないと、という思いが強いのです。また、お店でもそれ専用の店構えのコーナーを作り、迷わずに行けるようになっています。あと、ジャパン コレクションという冠が付いてるアパレルも予定しています。こちらも日本製にこだわって、縫製から完成までを全て、アシックスの自社工場である福井の工場で仕上げてあります。
–––最後に読者へメッセージを一言お願いします
今、世界的なスニーカーブームで色々なファッションブランドやハイブランドまでがスニーカーを作り、スニーカーにフォーカスが当たっています。アシックスもライフスタイルシューズとしてスニーカーを提案していますが、我々はあくまでもスポーツブランド。ファッションからくるスニーカーではなくて、スポーツから来るテクノロジーありきのスニーカーがアシックス ジャパン コレクションです。なのでライフスタイルシューズといえども、圧倒的な履き心地の良さを提供しなければならない。それは見るだけでは絶対分からないので、試履きだけでもぜひ履いて体験してほしいです。ビジネスカジュアルという流れもあるので、アシックスに関わりがなかった方にもビジネスユースとして履いて頂けるきっかけになれば嬉しいですね。
直営店舗:
アシックス原宿フラッグシップ
東京都渋谷区神宮前1-5-8 1F 神宮前タワービルディング
03-6804-5263
アシックスストア 東京
東京都中央区銀座8-2-7 NTT銀座ビル1F
03-3572-8301
アシックスステーションストア品川
東京都港区高輪3-26-26 京浜急行品川駅構内
03-6277-0940
アシックスキャンパスストア早稲田
東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学27号館 1階
03-6205-5296
アシックスラン東京丸の内
東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル B1F
03-6259-1601
アシックスストア大阪
大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪ナレッジキャピタル3F
06-6359-5680
アシックス 大阪 心斎橋
大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-8-1 心斎橋カワチビル 1F
06-6226-8506
アシックスストア神戸
兵庫県神戸市中央区加納町6-6-3
078-332-0135
INFORMATION
アシックスジャパン株式会社 お客様相談室
0120-068-806
https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/sportstyle