Photo : Masataka Nakada (STUH)
Edit & Text : Shin Kawase
TIMELESS
PAST- PRESENT- FUTURE
ASICS New Line
“ASICS JAPAN COLLECTION” Part.01
時を超えて、過去を現在に繋ぐ
アシックスのニューライン、
アシックス ジャパン コレクションが
10月1日にスタートした。
アシックス ジャパン コレクションの
テーマは、タイムレス。
目的は、
アシックスが培ってきたテクノロジーを
時を超えて、過去から現在につなぎ、
明るい未来を創造すること。
アシックス ジャパン コレクションは、
素材からシューズの細かなディティールまで、
日本のクラフトマンシップにこだわった
アシックスが誇る直営店限定のスペシャルラインだ。
About “ASICS JAPAN COLLECTION”
Yusuke Shitara(ASICS JAPAN)
Interview
アシックスジャパン株式会社
DTC統括部 MD推進部 MDチーム
設楽勇介
アシックス直営店限定のニューライン、アシックス ジャパン コレクションがスタートした。アシックスが培ってきたテクノロジーを、時を超えて、過去から現在に繋げることを目的に作られたプロダクトは、直感的に感じる何かを放っている。その背景には、直営店スタッフたちの強い願いが込められていた。ニューラインの未来を知るために直営店(DTC)の担当者である設楽勇介氏を取材した。
–––アシックス ジャパン コレクションを作ることになった経緯を教えてください
私は前職がアパレル会社で、アシックスに入社してまだ3年なんですけど、アパレル会社に勤めていると、服のコーディネートに合わせて色んな靴を履きます。その中で、アシックスの足入れの良さっていう他の靴には全くない感覚に、すごく感動したんです。そのことをぜひ伝えたいと思って、このアシックス ジャパン コレクションを立ち上げました。また、大きなきっかけとして、2020年に向けて世界中がスポーツに関心を持ち、東京という街に注目しています。東京に国内外から沢山のお客さまがいらっしゃる時に、アシックスとしてどういう商品が提供できるのかっていうのを改めて考えました。日本発祥のブランドとして、今まで培ってきたものづくりの素晴らしさを体感して持ち帰って欲しい。その想いをプロダクトにしたのがこのコレクションになります。お客様に商品を直接手に取って見ていただける当社最大の旗艦店、アシックス原宿フラッグシップが2周年を迎える10月1日に第1弾をローンチしました(アシックス大阪心斎橋、アシックスオンラインストアでも展開)。アシックスらしさを集約したプロダクトで、アシックスらしさを伝えたかった。それが今回のコレクションローンチの経緯になります。
–––コンセプトは、コレクション名にあるように日本にこだわろうと?
そうですね。アシックスらしさを徹底的に追求していくと、必然的にアッパー素材から生産まで日本国内になったという感じです。アッパーのレザーで、ブラックに最適だったのは神戸牛レザー。ホワイトには国産牛レザーで、すべて他の産業から出る副産物のレザーを使用しています。これらの牛皮を使うことで、社会と地球環境を保持し続けるサスティナビリティにも繋げたいという思いから採用しました。生産は、本当に特別な時にだけ使用する自社工場の山陰アシックス工業の工場で行っています。今まで培ってきたテクノロジーと、クラフトマンシップが融合した本コレクションで、その証として、すべてのプロダクトに“JAPAN”の文字が刻まれています。
–––ラインナップを教えてください
ファーストローンチが10月1日に発売された3モデル、11月1日にセカンドローンチとして4モデルが発売される予定になっています。
–––ファーストローンチの各モデルの特徴を教えてください
メインモデルとなるのが2015年の12月に発売された“METARUN”(メタラン)で、当時、最高のランニングシューズを目指して最先端のテクノロジーが詰まったモデルになります。ミッドソールに軽量性と耐久性を兼ね備えた素材を使用し、アウトソールも本格的なロードランニングに適したパーツ、意匠を設けており、今でも直営店でトップセラーのアイテムです。世界中の多くのランナーから高い評価を得たモデルを、ライフスタイルシューズとして現代にリマスターして提案していく、本コレクションを象徴するモデルになっています。
具体的にリマスターしている所は、メッシュで仕上げられているアッパーに、レザー素材を採用してレーザー加工を用いて意匠を表現しました。このレーザー加工も、線の太さ、細さの加減が難しいんです。太くしようとしたら照射を強くしなければならないけど、強すぎてしまうと焦げてしまうので、クラフトマンシップならではの完成度です。
–––“GEL-KAYANO”(ゲルカヤノ)シリーズの25代モデルもありますね
はい。もう店頭でゲルカヤノ 26が発売されているんですけど、ゲルカヤノ 25がメモリアルアイテムだったので、こちらをあえて選択しています。アシックスのランニングシューズのフラッグシップモデルの一つであり、不動のパーフォーマンスモデルをライフスタイルシューズとして普段履いて頂けるように採用しました。ランニングシューズとしてゲルカヤノシリーズを愛用してくださっているランナーの方に、普段履きとしても愛用して頂ければと提案させていただきました。
–––ファーストローンチの最後は“GEL-KINSEI”(ゲルキンセイ)のオリジナルモデルですね
そうです。ゲルキンセイは、2006年に誕生して今年の9月に13年振りに復刻したモデルになります。こちらもメタランと同様に、その当時、ランニングシューズの最高峰を目指してアシックスが開発した画期的なモデルです。メタランと対峙するわけじゃないですけど、かつての名作をライフスタイルシューズとして現代に昇華させた一足になります。
“ASICS JAPAN COLLECTION”
(First Launch)
Released October 1, 2019
METARUN SPS
GEL-KAYANO 25 SPS
GEL-KINSEI OG
METARUN SPS
“ASICS JAPAN COLLECTION”(First Launch)
Released October 1, 2019
METARUN SPS
¥36,000+tax
GEL-KAYANO 25 SPS
“ASICS JAPAN COLLECTION”(First Launch)
Released October 1, 2019
GEL-KAYANO 25 SPS
¥27,000+tax
GEL-KINSEI OG
“ASICS JAPAN COLLECTION”(First Launch)
Released October 1, 2019
GEL-KINSEI OG
¥32,000+tax
直営店舗リスト:
アシックス原宿フラッグシップ
東京都渋谷区神宮前1-5-8 1F 神宮前タワービルディング
03-6804-5263
アシックス 大阪 心斎橋
大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-8-1 心斎橋カワチビル 1F
06-6226-8506
INFORMATION
アシックスジャパン株式会社 お客様相談室
0120-068-806
https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/sportstyle