Photo : Soma Doi (STUH)
Text : Fumihito Kouzu
Edit : Shin Kawase

The adizero has a new daily use model
The newly born adizero is an “adizero ARUKU”
adidas Originals 2024 F/W Best Selection

あのアディゼロにデイリーユースモデルが登場

世界的なスポーツカンパニーであるアディダスが、日本人ランナーを速くすることをコンセプトとして、日本で開発をスタートさせたランニングシューズのアディゼロシリーズ。パリ五輪でもアディゼロのトップモデルを履いたアスリートが大活躍したのは記憶に新しい。そんなアディゼロの名を冠したデイリーユース向きのシューズが登場。アディゼロ アルクはスニーカーファンもランナーも見逃せない一足だろう。そんなアディゼロ アルクを筆頭に今シーズンの注目作をピックアップした。

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“adizero ARUKU”

adizero ARUKU
グレーツー / クリームホワイト / グレー
フットウェアホワイト / ピュアルビー / コアブラック
¥18,700

 

adizero LT (2005)

adidas adizero History
アディゼロシリーズが誕生する前の2000年代前半、当時の欧米のランニングシューズはクッション性や安定性が重視されており、フィッティングや軽さを求める日本人ランナーのニーズに応えるシューズが多くなかった。そんな中、ゼロからの挑戦として、アディゼロの開発に着手。日本人ランナーを速くすることを目的として、0.01mm単位までこだわって削り出した、ラスト“microfit”(マイクロフィット)が生み出され、2005年に初代モデルであるアディゼロ LTがリリースされた。そのフィッティングの良さと軽量性によって、ランニング市場に一石を投じたアディゼロは、2008年に大ブレイクを果たすことになる。皇帝の異名を持つハイレ・ゲブレセラシエがベルリンマラソンで、初代アディゼロ アディオス(アディゼロ ジャパン)を履いて2時間3分59分という驚異的なタイムで優勝。自身が持っていた当時の世界記録を更新した。以降、多くのエリートランナーたちがアディゼロとともにさまざまな記録を更新。2023年のベルリンマラソンでは、ティギスト・アセファ選手がアディゼロ アディオス プロ エヴォ1を着用して、従来の女子マラソン世界記録を2分以上も縮めている(2時間11分53秒)。今後もアディゼロを履いたアスリートが“速さ”を更新し続けるに違いない。
Photo credit “the adidas Archive / Studio Waldeck”

adizero ARUKU(2024)

About adizero ARUKU
アディゼロの名前を冠して登場したアディゼロ アルク。デイリーユースを目的として開発されたモデルだが、アディゼロらしく、機能性にも優れている。通気性に優れた1枚構造のメッシュアッパーには、サポート性を高めるためにTPUのオーバーレイパネルが重ねられ、踵部を固定するためのヒールカウンターが搭載されている。アディゼロらしい、極上のフィット感が味わえるのだ。厚底のミッドソールには、アディダスの新しいフォーム素材、スワールフォームが採用されており、着地衝撃をしっかりと緩衝しながら、スムーズな体重移動を促してくれる。日常での快適性を追求したアディゼロ アルクの機能美は、昨今のファッショントレンドにもマッチする。

adizero ARUKU
グレーツー / クリームホワイト / グレー
¥18,700(10月1日発売)

adizero ARUKU
フットウェアホワイト / ピュアルビー / コアブラック
¥18,700(10月1日発売)

 

ADIZERO ARUKU
atmos exclusive

ADIZERO ARUKU
atmos exclusive

コアブラック / シルバーメタリック
¥18,700

アトモス別注カラーとなるアディゼロ アルクも登場。2018年にアディダスのランニングシューズとして登場したAM4 108(アッパーにatmos発祥地の座標がプリントされていた)からもインスピレーションを得ており、インソールに渋谷のスクランブル交差点の座標がデザインされている。そのことから、KOUSATEN(交差点)という愛称がつけられた。メッシュとTPUオーバーレイを組み合わせたアッパーのグレイカラー部分と、シューレースをリフレクターカラーでアレンジ。アーバンな雰囲気を纏った一足に仕上げられている。

 

ADIDAS TAEKWONDO

ADIDAS TAEKWONDO
コアブラック / フットウェアホワイト / ガム
フットウェアホワイト / コアブラック / ガム
¥15,400

武道の歴史と深い関わりを持つミニマルなデザインのロープロファイルシューズ。2000年代初頭の空気を彷彿とさせるスタイルとシルエットが特徴的。スリッポンスタイルで、上質で柔らかなレザーを採用したアッパーが足を包み込むようにフィットする。フレキシブルでグリップ力のあるラバーアウトソール、前足部のユニークなステッチ、太めの大胆なスリーストライプス、シューレースカバーといったアディダス テコンドーの象徴的なディテールが足元に個性を演出してくれるはず。ランニングシューズやコートシューズとは違った魅力が詰まっている。

 

JABBAR LOW ATMOS

JABBAR LOW ATMOS
サプライヤーカラー / オフホワイト / イージーイエロー
¥17,600

伝説的なバスケットボールプレーヤー、カリーム・アブドゥル・ジャバー初のシグネチャーモデルとして登場したアディダス ジャバーをベースに、アトモスのキーカラーであるブルーのスウェードをアッパーに採用した別注モデル。アッパーおよびソール部分にはヴィンテージ風加工が施されている。また、インソールにはアトモスとアディダス オリジナルスのロックアップロゴを印字したラベルが施され、スペシャルな一足に仕上げられている。

JABBAR History
1969年から1989年まで、ミルウォーキー・バックス、ロサンゼルス・レイカーズで活躍し、MVPを6度受賞したカリーム・アブドゥル・ジャバー。そのシグネチャーモデルであるアディダス ジャバーが登場したのは1978年。初代モデルはアディダス トーナメントをベースにしていた。シュータン部分には彼の代名詞であるスカイフックのプリントが施された(年代によって顔がプリントされているものもある)。1996年には日本限定のローカットモデルが日本製で復刻。2004年にはハイカットモデルが初めて復刻。2010年代初めにもアッパーサイドにKAREEMの文字が入れられたバージョンが登場している。

adidas “DEADSTOCK” JABBAR HI
“33 RETURN OF THE JABBAR”(Not for sale)

今年7月13~15日の3日間、下北沢のヴィンテージスニーカーショップ、SOMA SHIMOKITAZAWAをアディダス ジャバーがジャック。カリーム・アブドゥル・ジャバーのシグネチャーシューズのヴィンテージモデルが展示された。「RETURN OF THE JABBAR」と題されたこのイベントに合わせて、数量限定のアディダス ジャバーが作られた(非売品)。

 

Indoor Shoes Special Makeup Best Selection
by SHOES MASTER

HANDBALL SPEZIAL
GAZELLE GTX
CAMPUS 80S
TOBACCO

1972年に当時のトレーニングシューズをレジャーシーン向けにアレンジして誕生したタバコ(写真下)。スポーティなシルエットにソフトなスウェードアッパーを纏っている。今シーズンは、落ち着いた印象のカラーリングが登場。アディダス オリジナルスのアイコンであり、カルチャーシーンに多くの影響を与えてきたキャンパス。今シーズン登場したのは、上質なガラスレザーアッパーに同色のスリーストライプスを配したモデル。クラシックでモダン、そしてクリーンな印象のシューズは、フォーマルなスタイルにも取り入れることが可能だ。1966年、多目的トレーニングシューズとして誕生したガゼル。ギザギザのあるスリーストライプス、T字型のトウデザイン、ヘキサゴンパターンのアウトソールなどが特徴。ゴアテックスを採用した今作は、さまざまなシーンで活躍してくれるだろう。1979年にハンドボール専用のインドアシューズとして誕生したハンドボール スペツィアルは、つま先のT字の補強パーツとガムソールが特徴。春夏シーズンも大きな注目を集めたモデルだが、その人気は継続しそうだ。

HANDBALL SPEZIAL
クリアスカイ / シャドーネイビー / ガム
¥15,400(10月30日発売予定)

GAZELLE GTX
カレッジネイビー / ヘイローブルー / ガム 
¥18,700(9月30日発売予定)

CAMPUS 80S
フットウェアホワイト / フットウェアホワイト / フットウェアホワイト
¥16,500(10月30日発売予定)

TOBACCO
オフホワイト / カレッジグリーン / クリームホワイト
¥15,400

INFORMATION
アディダスお客様窓口
0570-033-033 
http://shop.adidas.jp/originals

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